
石油連盟の木藤俊一会長(出光興産会長)は18日の定例記者会見で、公正取引委員会が10日に石油製品の販売会社を強制捜査したことに触れた。「(石油元売りから供給を受けて石油製品の販売を手がける)販売会社への指導を徹底する」と語った。
公取委は法人向けの軽油販売を巡ってカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(名古屋市)など8社を強制捜査した。木藤会長は18日、石油連盟に加盟する元売り各社に法令を守るよう改めて要請した。
木藤会長は「販売会社の問題で済む話ではなく、石油業界全体として重く受け止める。国民の不信感につながる行為は一切してはならない」と強調した。「いま一度、盲点や行き届かない点があれば掘り起こし、法令順守を徹底する」とも誓った。
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