
全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)は18日、日本生命保険から三菱UFJ銀行への出向者が同行の内部情報を無断で持ち出していたことについて「情報管理ルールに逸脱する形で情報を持ち出していたケースが複数発生していたことを重く受け止めている」と述べた。
18日に開いた定例記者会見で語った。三菱UFJ銀行としても「出向者に対する業務管理やモニタリングの強化を図る」と話した。銀行窓口での保険販売については個人的な見解とした上で「保険商品は顧客のライフプランや資産形成を支援する金融商品の一つだ。必要性が変わるものではない」と述べ、今後も継続する考えを示した。
日本生命は三菱UFJ銀行を含む7社で2019年以降、計604件の情報を持ち出していた。金融庁は日本生命に対し、7月に報告徴求命令を出した。
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