映画「国宝」のポスター画像 ©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

東宝は18日、映画「国宝」の国内興行収入が105億円になったと発表した。実写の邦画で興行収入が100億円を超えたのは2003年公開の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」以来、22年ぶり。6月6日の公開から73日間で観客動員数は747万人に達した。興収は実写の邦画として歴代3位となった。

「国宝」は吉田修一氏の同名の小説が原作。任侠(にんきょう)の家に生まれながらも父を殺され、歌舞伎役者の名門の家に引き取られた男性と、その家の御曹司の人生を描いた。日本の古典芸能、歌舞伎をテーマとした重厚な物語と、主役2人の熱演もあって人気が高まっていた。

25年の東宝の配給映画はアニメの「名探偵コナン 隻眼の残像」と「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」、実写の「国宝」という3作品が、大ヒットの目安となる興収100億円をすでに超えたことになる。

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