RIZAPが18日に開業した「chocoZAPマルナカ須崎店」(高知県須崎市)

RIZAPグループは18日、低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」で初となる公設民営の店舗を高知県須崎市に開業した。市が設置する運動施設をRIZAPグループがチョコザップのブランドで運営する。高齢化社会で住民の健康意識を高めたい自治体の需要に応える。

「chocoZAPマルナカ須崎店」は18日、フジが手掛けるスーパーマーケット「マルナカ須崎」内に開店した。須崎市がテナントとしてフジから店舗のスペースを借り、公設の運動施設とした。

「chocoZAPマルナカ須崎店」の店内

店舗の管理は、RIZAPグループ傘下のRIZAP(東京・新宿)が担う。RIZAPは4月に須崎市と「健康増進等に関する包括連携協定」を結び、準備を進めてきた。料金は月3278円で、他のチョコザップ店舗と同じ。チョコザップは24時間営業の店舗が多いが、マルナカ須崎店の利用時間は午前6時30分から午後9時30分までとする。

RIZAPは国の「地域活性化起業人制度」を使い、同店舗の運営にあたるトレーナーを須崎市に派遣する。制度は都市部の企業が社員を地方自治体に派遣し、社員のスキルを地域の活性化に生かす枠組み。トレーナーの給与は須崎市が負担し、その一部を国が補助する。

高齢化が進み、自治体の間では住民の運動意欲を高めて病気の予防につなげたいという需要が高まっている。RIZAPはジム運営のノウハウを生かし、こうした自治体との連携を進める考えだ。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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