
武田薬品工業は19日、仏貨物会社のベラ・トランスポートと提携し、貨物帆船を使用して欧州と米国間で自社医薬品の一部を輸送すると発表した。2026年後半に初航海を予定する。同社によると製薬会社が排出される温暖化ガスの量が極めて少ない帆船を使って製品を輸送するのは世界初だという。
船は医薬品輸送専用に設計されたものを使用する。温度管理可能な冷蔵システムを使ってコールドチェーンを確立し、製品の品質を維持する。28年までに船を5隻に拡充して、年間4万8000トンの貨物輸送を計画する。
武田薬品は航空輸送から海上輸送への切り替えを進めており、脱炭素化を進める。40年までにGHG排出量をネットゼロにすることを目標にしている。

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