岡三証券グループは18日、傘下の証券ジャパンを通じて山形証券(山形市)の株式の半数超を29日付で取得し、子会社にすると発表した。取得額は非公表。岡三証券Gにとっては山形県で初の営業拠点となる。
山形証券は1944年開業の独立系証券会社。山形市と米沢市に拠点を持つ。
岡三証券Gは地方の中小証券を傘下に入れる戦略を進めている。岡三のシステムを他の証券会社に使ってもらうことや投資信託やファンドラップなどの提供を通じて顧客基盤を広げる狙いだ。
グループ内に抱える中小の証券子会社は、営業などに特化した金融商品仲介業者(IFA)に衣替えしている。すでに子会社の三晃証券と三縁証券(現三縁証券ウェルスマネジメント)はIFA業務中心の会社にした。将来は山形証券もIFAにすることを視野に入れているとみられる。
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