AVANTIAはデザイン性の高い戸建て住宅を米西海岸でも売り込む(愛知県豊田市)

戸建て住宅のAVANTIA(アバンティア)は米デラウェア州に子会社を設立すると発表した。同社が海外進出するのは初めて。国内の戸建て事業が苦戦するなか、住宅需要が旺盛な米西海岸の住宅需要の取り込みを狙う。地元企業との合弁で戸建て住宅事業を展開し、3年間で25億円を米国事業に投じる方針だ。

子会社の資本金は200万ドル(約3億円)で、2026年1月に現地事務所を設置する。同年3月から不動産事業を始める方針。進出当初は小型案件から着手し、3年間で5〜6案件に関与したい考えという。

同社によると、日本の住宅メーカーが米西海岸で自社の戸建て住宅を販売するのは珍しい。アバンティアが得意とするデザイン性の高い戸建て住宅は、富裕層が多い米西海岸でのニーズがあると判断した。アパートやマンションの展開も視野に入れているという。

アバンティアの主力である戸建て住宅事業は、24年9月〜25年5月期で11億円の営業赤字だった。同社は資材価格の高騰などで苦戦する住宅事業に続く新たな柱を模索しており、海外事業をその1つと位置づける。

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