大手スーパー、ベイシア(前橋市)のグループ企業でコンビニエンスストア事業を展開するセーブオン(同)は22日、2026年3月1日付でローソンに事業承継すると発表した。セーブオンは17年にローソンとメガフランチャイズ契約を締結しており、ベイシアグループは名実ともにコンビニから撤退する。事業承継に伴う費用は非公表としている。
セーブオンは1984年設立。ベイシアグループのコンビニ事業会社として同名の「セーブオン」ブランドのコンビニを独自展開し、ローソンとメガフランチャイズ契約を結んだ17年時点では群馬、新潟、千葉など10県で約400店を展開していた。その後、全店舗を「ローソン」に転換。23年から事業承継について協議してきたという。
セーブオンは現時点で群馬、新潟、千葉、埼玉、栃木、山形、茨城、福島の8県で合わせて300以上の「ローソン」を展開している。2025年2月期の売上高は114億9900万円、チェーン売上高は506億3400万円。ローソンは店舗オーナーらとの契約やセーブオン社員も含めて事業を引き継ぎ、26年3月1日後もそのまま営業を継続する。
ベイシアグループは大手スーパーのベイシアやホームセンター大手のカインズ、ハンズ、作業服大手ワークマンなどで構成する小売りグループで、24年度のグループ売上高は1兆1800億円。
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