仙台グローバルスタートアップ・キャンパスの初日には90人近くが参加した(18日、仙台市)

起業やスタートアップに関心のある若者を支援する仙台市主催の取り組みが18日、初日を迎えた。5日間のワークショップ形式で、アイデア創出からプレゼンテーションまでを一気通貫で学ぶ。12月にかけて3段階の講座内容を準備しており、東北・仙台から世界に向けて挑戦する人材の育成を図る。

初日を迎えたのは、今年で3期目の「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス」。主に大学学部生など20代を中心とした90人近くが参加した。市担当者によれば最年少での参加は15歳。起業家教育に実績のある米カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)の講師などがスタートアップの基礎知識やマインドセットについて説明した。

同時翻訳ツールを活用しつつ、講義は英語で進められた。参加者と講師陣は積極的に意見を交わし、「自信過剰であることと前向きなマインドセットの違いは何か」といった鋭い質問も寄せられた。

キャンパスの取り組みは9月に第2段階を予定している。今回のワークショップで得た事業アイデアを実行可能なビジネスモデルに落とし込む。12月の第3段階では、選抜された20人が実際に米シリコンバレーを訪問する。

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