
琉球銀行とファンド運営会社の琉球キャピタル(那覇市)は18日、スタートアップを支援する「BORベンチャーファンド3号」を設立すると発表した。総額20億円で、琉球銀が大半を出資した。規模は1〜2号ファンドの10倍とし、創業期を越えて事業拡大を目指す企業の支援を強化する。
運用期間は9月1日からの10年間で、うち5年が投資期間となる。2023年に設立した2号ファンドではこれまでに11件の投資を実行している。
沖縄ではシード期と呼ばれる創業初期向けの支援が充実してきた一方、事業拡大へ向けてより多くの資本が必要なミドル期以降の資金源が不足しているという。
運用は琉球キャピタルが担う。同社は20年に琉球銀行が主導して県内企業の出資で立ち上げた。
琉球銀は18日、同行初となるスタートアップ向け融資(ベンチャーデット)の創設も発表した。融資額は最高2億円で総額20億円、融資期間は3年までとなる。ベンチャーキャピタル(VC)からの調達実績があるミドル期以降の企業が対象となる。
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