ビックカメラ有楽町店のパソコン売り場(東京都千代田区)

電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、8月のパソコン(PC)出荷台数が前年同月比52.3%増の79万7000台だったと発表した。米マイクロソフトが基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を10月にサポート終了するのを前に、買い替えが進んでいることが大幅増につながった。

出荷金額は31.2%増の843億円だった。台数・金額ともに14カ月連続で前年同月を上回った。

ノートPCの出荷台数は前年同月比56.7%増の69万台、出荷金額は31.8%増の706億円だった。小中学生に1人1台ずつ学習用端末を配る政府の「GIGAスクール構想」向けの買い替えが進んだ。ノート型のうち、持ち運びに適した「モバイルノート」は出荷台数が88.6%増の43万7000台、出荷金額が40.8%増の393億円と大幅増だった。

デスクトップ型も好調だった。出荷台数は28.9%増の10万7000台、出荷金額は28.3%増の137億円。JEITAは「10月のOSサポート終了まで増加傾向は続く」とみている。

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