青山商事は25日、従業員の給与をスマートフォン決済のPayPayを通じて払う仕組みを導入すると発表した。パート従業員を含む全従業員が対象で10月支給分の給料から始める。従業員の利便性を高めることで、人材の確保につなげる。

2025年3月時点の全従業員数は4892人。従業員は最大20万円まで指定した金額をPayPayで受け取れるようになる。従業員が給与を即日使えるようにすることで、満足度の向上につなげる。

政府は23年にキャッシュレス推進の一環でデジタル給与を解禁した。PayPayは24年に厚生労働省からデジタル給与払いの参入事業者の第1号として指定され、25年4月にはデジタル給与払いのサービス導入先が100社を超えたと発表した。

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