
新潟県の花角英世知事は25日の定例記者会見で、新潟空港を拠点とする航空会社トキエアの取締役に起業家の堀江貴文氏が起用されることについて「利用者増につながることを期待したい」と述べた。
堀江氏起用について、花角氏は「詳細は聞いていない」としたうえで、「抜群の知名度と発信力をお持ちの方だ」と評価した。
同社に対して県は金融機関などと協調して融資をするなど支援してきた。ただ、搭乗率低迷による仙台線の運休や、昨年末の機体の損傷や不具合による欠航や減便などで経営安定化が課題となっていた。
こうした課題解決に対する堀江氏への期待について、花角氏は「どういう形で関わられるのかも承知していない」としながら、「利用者増が経営安定化につながる。そうした流れになるといい」と話した。
一方、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非に関する花角氏自身の判断時期が迫る中、30日招集の県議会9月定例会に向けては「結論を出す前に議会との間で議論を深めておくことは重要だと思っている」と述べた。【木下訓明】
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