
中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)の日本法人は26日、電気自動車(EV)の「SU7」を日本で初めて展示した。2024年3月に中国で発売し、これまで30万台以上を販売した。日本でもEVを将来的に販売する意向を示した。
同日開いた新製品発表会で最上級グレードの「SU7ウルトラ」を公開した。中国での価格は52万9900元(約1100万円)で、標準グレードは21万5900元(約450万円)から購入できる。28日まで東京・秋葉原で開催される小米のイベントで展示する。
小米のEVは同社のスマートフォンや家電と連携できるのが特徴で、現在は中国のみで販売する。日本法人の鄭彦副社長は「中国では(車や家電を含めた)エコシステムが身近なものになっている。日本でもいずれ実現したい」と日本でEVを販売する意向を明らかにした。投入時期は未定とした。
SU7は発売して24時間で9万台を受注し、これまでにシリーズで30万台以上を納車した。25年6月には多目的スポーツ車(SUV)のEV「YU7」を発売し、受注を始めて3分で20万台以上の注文があった。鄭彦副社長は「EVの生産は急拡大し、売り上げも急速に成長している」と自信をみせた。
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