▼コンビニATM コンビニの店舗の中に銀行などが置くATM。セブンイレブンにはセブン銀行、ローソンにはローソン銀行、ファミリーマートにはATM事業者のイーネットとゆうちょ銀行がそれぞれATMを設置している。銀行まで行かなくても、近くにあるコンビニで入出金できる利便性の高さが強み。

キャッシュレス化により国内のATM台数が減少傾向にあるなか、コンビニATMは現金の入出金以外の需要を開拓することで活路を見いだそうとしている。QRコード決済や電子マネーのチャージのほか、セブン銀を中心にマイナンバーカードを健康保険証として利用するための申し込み手続きに対応するなど機能を拡充する。
セブン銀行やローソン銀行は都市銀行などと異なり、ATMの利用に応じて提携する銀行や決済事業者から得られる手数料が収益の大半を占める。維持・管理コストの増加などにより自前でのATM運営が困難になった地方銀行や信用金庫が代わりにコンビニATMを設置し、運営を委託する例も増えている。
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