ダイキン工業が11月1日に発売するエアコン「うるさらX」

ダイキン工業は29日、外気温が35度以上の状態で運転をオンにするとすばやく気流を出して室温を下げる機能を搭載した家庭用エアコン「うるさらX」を11月1日に発売すると発表した。猛暑の深刻化を受けて開発した。さらに冷房の最小能力を従来比で約4割減らすことで、出力を抑えながら設定温度を維持する機能も新たに設ける。

風量と風向を自動に設定している場合、部屋の中央に向かって大風量を届ける「猛暑時スピード気流」の機能を初めて搭載する。従来は利用者に直接風をあてないことを優先した運転をしていたという。従来と比較して、設定温度までの到達時間は約17%短縮した。最高気温が35度以上の猛暑日が相次いだこともあり、すばやく部屋を冷やす需要が高まっていると判断した。

想定価格は14畳(1畳は約1.6平方メートル)程度向けで、工事費を除き36万円前後。ダイキンは2024年に日本の家庭用エアコン市場でシェア首位だった。25年も「業界以上の販売の伸びを狙い、シェア拡大を目指している」としている。

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