地下1階のスイーツ&ギフトフロア(イメージ)

そごう・西武は19日、大型改装中の西武池袋本店(東京・豊島)の地下食品フロアを9月から順次開業すると発表した。生ケーキの品ぞろえを拡充する。弁当に特化した売り場を新設し、百貨店で最大級の規模となる400種類の商品を扱う。約180店が2026年1月以降に出そろう。

まず9月17日に地下1階のスイーツ・ギフト売り場を開業する。関東初出店となる東海圏の人気洋菓子店「シェ・シバタ」をはじめ25店で、改装前から池袋本店で人気だった生ケーキを販売する。海外の名店や新業態店も出店するほか、厨房で作った出来たての菓子を提供する店舗も設ける。

9月25日には地下2階の総菜フロアなどを開業する。作りたての商品を多数提供するほか、イタリアや韓国、タイなど世界7カ国の総菜も取りそろえる。10月以降には弁当に特化した売り場「BENTOステーション」を地下1階に新設する。地下1〜2階全体で計85ブランドの400種類の弁当を取り扱う。

26年1月以降は地下2階に生鮮品・酒売り場を改装開業するほか、新たなコンテンツも導入予定という。仮設売り場として展開している7階食品フロア「デパナナ」は8月31日で営業を終える。その後、池袋本店の食品売り場は改装開業まで一時休業となる。

池袋本店では改装工事が続いており、7月に第1弾として3階の化粧品フロアが開業した。高級ブランドや宝飾品フロアなどが開業を控えており、デパ地下で幅広い顧客層を集めて弾みをつける。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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