
みずほ銀行は30日、変動型の住宅ローンの金利を10月から引き上げると発表した。基準金利を0.25%引き上げて2.875%とする。最優遇金利も0.775%にする。4月以来の上昇になる。1月の日銀の利上げを反映する。変動型は住宅ローン契約者の8割近くが選ぶ。他の大手行は現在の基準金利に1月の利上げ分を織り込んでいるため据え置く。
固定型の金利は大手行5行すべてが引き上げる。10年固定型の最優遇金利を三菱UFJ銀行は2.04%、三井住友銀行は2.2%、みずほ銀行は2.1%にする。固定型の基準となる10年物国債利回り(長期金利)の上昇を反映する。三井住友信託銀行は2.285%、りそな銀行は2.485%とする。
住宅ローン金利は政策金利の変動に直結する。日銀が10月の金融政策決定会合で利上げに踏み切れば、変動型の金利がさらに上昇する公算が大きい。
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