トヨタ自動車のブラジルのエンジン工場が9月下旬、暴風雨によって大きな被害を受けた。復旧には数カ月から1年程度かかるとみられる。南米全体で生産や販売に影響が出る恐れがある。
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現地法人の発表などによると、サンパウロ州のエンジン工場で、屋根が吹き飛ぶなどの被害を受けた。同工場に加え、カローラなどを組み立てる車両工場も生産を停止したという。
トヨタは昨年、ブラジルで約20万台を生産した。一部はアルゼンチンなどへも輸出している。
トヨタの関係者によると、生産再開に向け、ブラジルにある他の工場でのやりくりや、国外からのエンジン供給などを検討しているという。
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