北陸電力は29日、敦賀火力発電所2号機(福井県敦賀市)の運転を9月26日に停止したと発表した。ボイラー内部で配管から蒸気が漏れ出る不具合が生じたためで、再開時期は見通せていない。同発電所の出力は70万キロワット。北陸電は「他の火力発電所や水力発電所の運転で当面は必要な供給力を確保できる見通し」としている。

ボイラーの内部点検のために必要な足場を組む作業に数週間ほどを要する見込みという

ボイラー内部を点検するために必要な足場を組む作業に数週間ほどを要する見込みという。その後に詳細な漏洩箇所や原因を調査して、配管を取り換える必要があるのかなどを判断する。

同発電所は2019年と18年にも同様の原因から一時運転を停止したことがあり、運転再開までに19年は約2カ月、18年は10日ほどかかった。敦賀火力発電所2号機は七尾大田火力発電所2号機(石川県七尾市)と並ぶ主力の発電設備となっている。

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