1500円を払うとコインサーバーで3杯試飲ができる(東京・銀座)

長野県が東京・銀座に構える情報発信拠点「銀座NAGANO」のリニューアル後の集客が好調だ。改装直後の2024年11月〜25年3月の来館者はおよそ52万人と前年同期に比べて6割増えた。県産ワインや日本酒を手軽に楽しめる有料の試飲スペースが登場し、若者の人気を集める。友人らを連れたリピーターも増えているという。

開店10周年に合わせた大規模改装の目玉が2階の酒類販売・試飲コーナーだ。およそ170種類のワイン、60種類ほどの日本酒のほか、シードルやビールもそろえる。新設したコインサーバーで6種類ずつのワイン、日本酒から計3種類を選んで試飲できる。

1階の物販コーナーも若者を意識し、内装を明るめのデザインに変更した。県内事業者のテストマーケティングとして、店頭で消費者に商品を直接説明するようなイベントも定期的に開く。

銀座NAGANOは年間90万人超が訪れる年もあったが、コロナ禍で客足が遠のき、改装前は年間70万人前後にとどまっていた。改装効果やイベント開催を通じ、25年度は85万人の集客を目指す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。