不正会計の発覚で上場廃止となった人工知能(AI)開発のオルツ(東京都港区)は1日、主力製品としていた議事録作成サービス「AI GIJIROKU(議事録)」の提供を10月末に終了すると発表した。保有データは11月から順次削除するとしている。

 AI議事録は2020年に発売し、広告費などを循環させる取引で売り上げが水増しされていた。過去の決算では最大9割の売上高が架空計上で、昨年10月の上場後も不正が続いていた。

 オルツは今年8月末に上場廃止となり、民事再生手続きが続く。10月1日には、9月29日の臨時株主総会で取締役に選任された浅沼達平氏が代表取締役に就いたことも公表し、「再生計画案の策定に向けて全力を尽くす」としている。

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