
ソフトバンクは2日、高速通信規格「5G」を使った音声通話サービスを9日から始めると発表した。通話時には通信を従来通信規格「4G」に落として接続するのが主流だが、5Gのままで音声通話をできるようにする。まずは全国の主要都市で限られた端末から提供していく。サービスの提供エリアや対応端末は徐々に増やす計画だ。
5G通信網の上で音声通話を行う「ボイス・オーバー・エヌアール(VoNR)」と呼ばれる技術を商用化する。中国などでは普及しているが、日本での提供は同社が初とみられる。通話接続までの時間を約2秒短縮できる。通話と並行するウェブサイトの閲覧なども5G通信のままで行えるようになる。
9日から5G基地局単独で制御信号やデータといった通信を可能にする「5Gスタンドアローン(SA)」方式を使うエリアで、段階的にサービスを始める。端末ではソニーのスマートフォン「Xperia(エクスペリア)」の最新モデル「Xperia 10 Ⅶ(テン マークセブン)」が最初に対応する。
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