ヤマハは米子会社ヤマハミュージックイノベーションズが東南アジアで動画配信などを展開するベトナムのポップスワールドワイドと協業したと発表した。同社の顧客基盤を生かし、ヤマハの鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」や音楽教室などの普及を目指す。

ポップスの動画配信プラットフォームを通じて、インドネシアで開くピアニカのイベントでインフルエンサーによる演奏体験を発信。ベトナムではヤマハ製品を体験する人々の様子を宣伝するなどして音楽教室の生徒獲得につなげる。10代前半の子供らへ訴求できるようになると見込む。

ポップスワールドワイドは2008年設立。音楽やアニメ、漫画などのコンテンツを配信し、4億人超の利用者を持つ。24年には東京証券取引所が支援するアジアの有力スタートアップに選出された。ポップスのエスター・ウィン最高経営責任者(CEO)は「東南アジアの次世代クリエーターと音楽愛好家を育んでいく」としている。

【関連記事】

  • ・ヤマハ、パリにピアニスト支援拠点 最適な練習環境を提供
  • ・ヤマハ、楽器演奏アプリ「エクストラック」を欧米で展開
  • ・ヤマハ、ベトナムで幼児向け音楽教育プログラム 現地教育会社と提携
地域ニュース

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。