
三井住友カードは3日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下で共通ポイント「Vポイント」運営会社のCCCMKホールディングスを買収すると発表した。2026年3月をめどに子会社にする。26年度にも2つに分かれていたVポイント関連のアプリを統合する。延べ1億6000万の会員にクーポンや特典を配信しやすくする。
Vポイントの運営会社には現在、三井住友カードが2割、三井住友フィナンシャルグループ(FG)が2割、CCCが6割出資している。三井住友カードがCCCの持ち分を買い取る形で現在の20%から55%に高める。三井住友FGと合わせた出資比率は現在の40%から80%に高め、三井住友FGの連結子会社にする。CCCの出資比率は2割に下がる。
現在のVポイントは24年に三井住友カードなどの旧Vポイントと、CCCの旧Tポイントを統合してできたためアプリが2つあった。統合により管理費を下げる。三井住友が持つカード決済や預金のデータとポイントの利用履歴を統合し、Vポイントのアプリや個人向け金融サービス「Olive(オリーブ)」と連携した新たなサービスを開発する。
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