
総菜店「RF1(アールエフワン)」を運営するロック・フィールドは3日、新業態となるサラダボウル店の1号店を大阪・梅田で開業した。国産の野菜や肉、魚を中心に使ったメニューを提供する。近隣のオフィスで働く20〜40代女性らを取り込む。
店舗名は「Umi&Yama Kitchen(海と山キッチン)」で、大阪駅北側の複合施設「グランフロント大阪」の地下1階に開いた。平均価格帯は1400円前後で、ロメインレタスに宮城県産のサーモン、淡路島産の釜揚げしらすなどを組み合わせた9種のメニューを提供する。

具は注文を受けてからカウンターで盛り付ける。箸で食べやすいよう、具は適度な大きさを残してカットし、肉や魚を表面に盛り付けて彩りを持たせるなど「RF1」で培ったノウハウを生かす。
店内食と持ち帰りに対応し、10月中旬からモバイルオーダーも受け付ける。1号店は最初の1年間で1億円の売上高を目指す。都心や地方都市の複合施設を中心に、3年間で10店舗以上の出店を見込む。
ロック・フィールドの主力業態であるRF1は家族層が多く利用する。同社は2028年4月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画で、顧客層の開拓を掲げている。古塚孝志社長は同日の開店イベントで「サラダボウル店の来店客にRF1を認知してもらうといった効果も目指す」と語った。


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