3日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均の終値が、4日連続で過去最高値を更新した。一時は前日の終値より500ドル超上昇し、初めて4万7000ドル台をつけた。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの期待が、株価を下支えしている。

 ダウ平均は、前日の終値から238.56ドル(0.51%)上昇し、4万6758.28ドルで取引を終えた。ヘルスケアや素材、金融など幅広い銘柄が買われた。米大企業を幅広く網羅するS&P500指数も小幅に上昇し、終値は最高値を更新した。

 米政府機関の一部閉鎖の影響で、3日に予定されていた9月の雇用統計の発表は見送られた。ただ、市場では民間調査の結果などから、労働市場の減速が意識されており、FRBによる利下げ観測が高まっている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。