コメの高騰が引き続き重荷に

壱番屋が6日発表した2025年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比11%減の13億円だった。コメをはじめ原材料価格の高騰が引き続き重荷になった。店舗にかかわる減損損失も計上した。

売上高は8%増の320億円だった。国内子会社が展開するもつ鍋店が好調に推移したほか、つけ麺店やジンギスカン店を新規出店した効果が出た。24年夏に「カレーハウスCoCo壱番屋」のフランチャイズチェーン(FC)加盟店向けに食材の卸売価格の引き上げを実施。営業利益は6%増の25億円を確保した。

26年2月期通期は従来予想を据え置いた。売上高は前期比10%増の673億円、純利益は4%増の33億円を見込む。葛原守社長は「今のところコメの価格が下がるという話は聞いていない。なんとか吸収していきたい」と話した。

海外でも店舗網を拡大しており、26年春ごろにオーストラリアへの出店を目指すと同日明らかにした。

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