7日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日続伸して始まり、一時、前日終値より500円超上昇して4万8500円台をつけた。前日に記録した取引時間中の史上最高値を更新した。前日の米国株式市場でハイテク株が上昇した流れが続いているほか、自民党の高市早苗新総裁による積極財政への期待も株価を支えている。
6日の米ニューヨーク株式市場では、AI(人工知能)や半導体関連などハイテク株に買いが集まった。
東京市場でも勢いは続き、日経平均は、前日より336円36銭高い4万8281円12銭で取引を始めた。AI関連や半導体銘柄に買い注文が集まり、日経平均の寄与度が大きい「値がさ株」であるソフトバンクグループやアドバンテストなどが買われている。
7日午前の東京外国為替市場で、対ドル円相場は一時、1ドル=150円台後半をつけた。日本銀行の利上げ観測の後退などを受けた円安ドル高の流れが続いており、自動車など輸出関連銘柄を下支えしている。
大手証券の担当者は「AI関連の需要の強さが改めて認識されているほか、高市氏による財政拡張期待が継続している。ただ、過熱感もあり、上げ幅縮小もありえる」と指摘する。
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