喫茶「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングス(HD)が8日発表した2025年3〜8月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比6%増の31億円で、上期としては過去最高だった。季節商品が客足を伸ばし、フランチャイズチェーン(FC)加盟店向けの卸売りのうち、既存店向けの売り上げが12%増えた。
売上高にあたる売上収益は24%増の285億円と過去最高だった。「ポケットモンスター(ポケモン)」の世界観を表現したものやチョコレート菓子とコラボしたスイーツ「シロノワール」が好調だった。3月にシンガポールでカフェを展開するプーンを買収した効果もあった。
26年2月期の通期予想は据え置いた。売上収益は17%増の548億円、純利益は16%増の67億円を見込む。足元で乳製品などの仕入れ価格が上がっているといい、9月にFC加盟店向けの卸売価格を引き上げた。
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