日本国際博覧会協会の副会長も務める関西経済連合会の松本正義会長は、13日の大阪・関西万博閉幕を前に時事通信の取材に応じた。閉幕後は「レガシー(遺産)をどう決め、どう実現していくかをしっかり考える」と述べ、万博で注目された新たな技術・アイデアの定着に向けた議論に取り組む考えを示した。
万博では、「空飛ぶクルマ」など未来社会を見据えたさまざまな技術・製品がお披露目された。松本氏は「レガシーは多種多様。選別してステップを踏んでいかないと実現しない」と話し、政府や大阪府・市、経済界が一体となって議論する組織の必要性を強調した。その上で「万博で得た知識を社会に実装していく」という。
松本氏は、万博を通じて「(大阪だけでなく)関西という一つの面を世界に発信できた」とも指摘。観光業を中心に、京都や神戸を含めた関西経済全体の浮揚につながることへの期待感を示した。
インタビューに答える関西経済連合会の松本正義会長=7日、大阪市北区
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