プラウドノートプロを持つネイサン・シュー氏(写真中央)=8日、東京都渋谷区

人工知能(AI)搭載のボイスレコーダーを開発するPLAUD(プラウド、東京・渋谷)は9日、新端末「Plaud Note Pro(プラウドノートプロ)」を14日発売すると発表した。連続録音時間は50時間、クリアに集音できる範囲は5メートルと従来機器からそれぞれ7割高めた。文字起こしとそれを要約する機能があり、ビジネス需要を見込む。

新端末はクレジットカード大の大きさで、薄さは約3ミリメートル、重さは30グラム。録音をもとに文字起こしとその要約を作成する。リアルの場での会話か、電話の会話かを自動で判別する機能も追加した。価格は3万800円で、家電量販店や電子商取引(EC)サイトで販売する。

スマートフォンと近距離無線通信「ブルートゥース」で接続し、文字起こしや要約はスマホのアプリで確認する。利用にはメンバーシップへの加入が必要となる。無料プランは月間300分の文字起こしが可能で、年間1万6800円の有料プランだと同1200分、4万円の最上位プランだと無制限となる。

米国法人の最高経営責任者(CEO)と日本法人の代表取締役を務めるネイサン・シュー氏は8日都内で事前発表会を開き、「AIによって人間を置き換えるのではなく、生産性を高めて人間の成功を支援したい」と述べた。同社は14日に開幕するデジタル技術の見本市「CEATEC(シーテック)2025」に出展し、プラウドノートプロの実機を展示する。

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