東京都内の中古車販売店の様子

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が10日発表した4〜9月の中古車登録・届け出台数は、前年同期比2%増の316万5471台だった。新車販売が回復したことに伴い、中古車登録台数も増えた。

自販連がまとめた4〜9月の中古車登録台数は1%増の179万95台だった。全軽自協が発表した同期の軽中古車販売台数は2%増の137万5376台となった。9月単月での中古車登録・届け出台数は前年同月比7%増の54万7288台だった。

中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、9月の成約台数は前年同月に比べて10%増だった。成約車両単価は前年同月より5%高い130万3千円だった。2月につけたこれまでの高値(126万円)を上回り、7カ月ぶりに最高値を更新した。

新車購入から5年目にある2回目の車検前に車を乗り換える消費者が多い。5年前の2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により新車販売が落ち込んでいた。「5年落ち」の中古車が不足していることが価格高騰の要因となっている。

自動車販売の業界団体が1日発表した4〜9月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同期比1%増の218万54台だった。2年ぶりに前年実績を超えた。新車販売が回復したことで下取り車両が増えた。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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