1球ごとに球種や打撃の軌道を3Dアニメーションで配信するアプリの画面

ソニーグループ傘下のソニーとコナミグループ傘下のコナミデジタルエンタテインメントは10日、プロ野球の12球団の1球速報や選手情報などを調べられるアプリを2026年シーズンから運用を始めると発表した。球場や自宅での野球観戦のエンターテインメント性の向上につなげる。

アプリ「NPB+」は、日本野球機構(NPB)に加盟する12球団が共同出資するNPBエンタープライズを含めた3社で立ち上げた共同事業体で運用する。ソニーはボールや選手の動きを捕捉するトラッキング技術を提供し、コナミデジタルエンタテインメントがアプリ開発などを担う。

1球ごとに投手の投げた球種や回転数、打者が打ったボールの軌道やホームランなどの結果を3Dアニメーションにして配信する。お気に入りの球団を設定すると、球団の試合日程や結果がアプリのトップページに出るようになる。

まずは、11日から始まるプロ野球のクライマックスシリーズから1球速報を配信し、日本一の球団を決める日本シリーズの終了までアプリをテスト配信する。野球ファンの反応や動作性を確認し、機能を追加・修正したうえで26年の本格配信を目指す。本格稼働時もアプリは無料で提供する。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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