人間のようなリアルさを追求した(タレントAIアバターは右のモニター)

博報堂DYホールディングス(HD)は実在するタレントの分身となるAI(人工知能)アバターの展開をはじめたと発表した。イベント対応やオンライン接客、広告宣伝など幅広い場面での活用を想定している。2027年3月期中に10件以上の制作を目指す。

サービス名は「タレントAIアバタープラットフォーム」。アバターには生成AIが組み込まれ、サイネージ上で自然な振る舞いや会話ができる。事務所との協業を深め、タレントの音声や映像、SNS投稿などをAIに学習させ、表現力の高いアバターを目指す。

アバター作成で、電子ディスプレーがあればタレントのAIといつでも対話ができるようになる。例えば、タレントが出演する企業イベントで会場にディスプレーを置きアバターが宣伝をすることで、来場した消費者がタレントとの対話を疑似体験でき、企業のマーケティングにも貢献できる。開発から著作権・肖像権の管理も博報堂DYグループ内で一貫して対応し、事務所や利用する企業からの信頼性を高める。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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