高浜原発1号機(左)と2号機(福井県高浜町)

関西電力は10日、高浜原子力発電所(福井県高浜町)で使用済み核燃料を一時保管する「乾式貯蔵施設」について、完成が当初予定より1年遅い2028年ごろになると明らかにした。搬出先の一つで建設中の日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)の審査状況の遅れを踏まえ、関電が福井県に説明した。

乾式貯蔵施設は原発内のプールから使用済み核燃料を移し、搬出を円滑にするためとして関電が設置を目指している。高浜原発では原子力規制委員会から一部の設置許可を受け、25年の着工、27年の完成を目指していたが、それぞれ1年遅らせる。

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