
近畿大学は14日、堺市で建設を進めてきた近畿大学病院の新病棟を報道公開した。大阪府大阪狭山市から移転し、11月1日に開院する。医師の処方に応じて、抗がん剤を自動的に調製することでミスを防ぐとともに、薬剤師の体の安全性を高める「調製ロボット」や、従来機種よりも患者の被曝(ひばく)量を減らせる独シーメンス製の腫瘍診断向けのPET-CTなど、最新の医療機器をそろえた。
南海泉北線の泉ケ丘駅から徒歩約6分の場所にあり、病床数は800床。外来患者は1日当たりの平均で2300人、入院患者は同760人を見込む。近大の医学部も同時に大阪狭山市から移転・開学するほか、2026年4月には看護学部も新設する。
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