住友金属鉱山は環境や社会の課題解決を目指す「ポジティブ・インパクト・ファイナンス（PIF）」と呼ぶ融資の仕組みで100億円を調達したと発表した。三井住友銀行が金融機関団の主幹事を務め、融資に際してはサーキュラーエコノミー（循環経済）への貢献に必要な金属であるニッケルの生産量、銅製錬における二次原料処理量、温暖化ガス排出量の削減率などを評価指標とした。
住友金属鉱山はPIFなど環境や社会の課題解決を金融面から後押しする「サステナブルファイナンス」による資金調達を積極的に進めている。2020年にもPIFを活用し、23年には環境対応事業に資金使途を限定したグリーンローン、22年と24年にはグリーンボンド（環境債）発行を実施し、今回のPIFと合わせ累計700億円以上を調達した。
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