
コーセーは15日、店頭で接客を担う美容部員に向けて新たな接客ガイドラインを導入すると発表した。更年期などによるホルモンの変動がもたらす心身や肌への影響を理解し、接客の質を高めて競合との差異化を図る。2026年4月から順次導入していく。
同社には約3700人の美容部員が在籍している。従来のガイドラインでは多様性について、性別や子供、障害の観点から接客を進めてきた。今回新たに追加する内容では、性別を問わずホルモンの変動で起こりうる心身の変化などの基本知識を美容部員に教育し、無意識の思い込みをなくすようにする。
女性だけでなく男性更年期への注目も高まる中、ホルモンの変動による心身の変化や悩みへの理解が広がりつつある。コーセーは美容部員が多様な顧客の特性や肌悩みを理解し、適切なカウンセリングを通じてスキンケアやメーク商品を提案できるようにする。
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