
SMBC日興証券は2027年に米投資銀行ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループとの合弁会社「SMBC日興ジェフリーズ証券」を立ち上げる。手薄だった海外部門を強化し、国内の個人投資家向け中心だったビジネスの幅を拡大する狙い。吉岡秀二社長は「ジェフリーズのグローバル企業としての知見を事業の起爆剤にしたい」と話す。
合弁会社は、両社の日本株に関連する事業を統合し、約500人規模で発足する。新規株式公開(IPO)した日本企業株の海外機関投資家への販売などで収益拡大を目指す。吉岡社長は「海外投資家との接点を強化することで、日本企業の資金調達の円滑化にも貢献できる」とみる。
将来的には合弁事業の範囲を拡大する可能性もあると説明。27年1月の事業開始に向け、「まずは異文化で育った両社の社員が、リスペクトしあえる体制作りを重視する」と語った。【秋丸生帆】
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