楽天グループは発行済みの永久劣後債と入れ替えるため新規の劣後債を発行する

楽天グループは17日、永久劣後債820億円を発行すると発表した。2021年に発行したドル建て永久劣後債の期限前償還に充当する。社債の発行日は10月23日で利率は5年後まで年4.691%とする。それ以降は45年10月23日までは1年国債に3.75%を加えた利率になる。

格付投資情報センター(R&I)など3つの格付け機関から50%の資本性の認定を受ける。格付けはR&Iから「トリプルBマイナス」、日本格付研究所(JCR)から「トリプルB」を取得した。

楽天は21年、ドル建てとユーロ建ての合計3本の外貨建て永久劣後債を発行した。携帯電話事業の基地局整備を主とする設備投資などに充てる目的で調達した。3本のうち1本のドル建て永久劣後債は5年後の期限前償還を可能としていた。

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