
JR貨物は17日、2026年4月1日に運賃を引き上げると発表した。コンテナ貨物と、石油や石灰石など向けに1両単位で貸し切る「車扱貨物」を9%値上げする。同社が値上げするのは24年以来となる。燃料費や人件費の高騰が続き、経営努力だけでは吸収するのが困難になったとしている。
値上げは26年4月1日以降に同社の駅に持ち込まれる貨物が対象となる。同日以降に輸送する貨物であっても、3月31日までに持ち込まれれば現行の運賃を適用する。値上げによる増収分は機材の維持や更新、脱線を防ぐための安全対策などに用いる。
24年4月の値上げ幅は6%だった。
【関連記事】
- ・JR貨物、列車+自動運転トラック輸送の実証実験 北海道―関西で
- ・JR貨物の営業益3.3倍、26年3月期 トラックから需要取り込み

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。