三菱地所は、無線給電システムを手掛けるスタートアップのエイターリンク(東京・千代田)にこのほど出資したと発表した。出資額は非公開。また、同社のシステムを活用した空調制御の実証を9月に都内で始めた。
エイターリンクは、電磁波の一種であるマイクロ波を飛ばして遠隔給電するシステム「AirPlug(エアープラグ)」を開発している。天井などに設置した送信機から、最大約17メートル離れた環境センサーなどに無線で給電できる。
オフィスやホテル、工場などでセンサーを設置する際に、電源ケーブルの配線や電池無しで稼働させることが可能だ。配線の工事費や資材を削減できるほか、センサー配置の自由度の向上や電池交換の工数削減も見込めるという。
三菱地所は同技術を用いた空調制御の実証を、21年7月に開業した常盤橋タワー(東京・千代田)で9月10日に始めた。デスクに配置した環境センサーで、温湿度などのデータを取得。このデータを基に空調機を自動制御し、施設利用者の快適性向上と電気代削減の両立などを検証する。
さらに今後は、三菱地所が保有するロンドンのオフィスビルなど、国内外の様々な環境での空間のデータ可視化や空調自動制御などの検証も進める。また、入退室情報や位置情報、広告配信サービスなどとの連携も視野に入れ、新たなオフィスサービスや来街者サービス、効率的なビル管理への展開を目指す。
本記事は編集プロセスの一部で生成AIの技術を活用しています。生成結果はそのまま利用せず、編集者・記者が確認・加筆・修正したうえで掲載しています。鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。