
住友商事はイオンモール大和郡山(奈良県大和郡山市)で大規模な太陽光発電設備を稼働したと発表した。屋根に太陽光パネルをつけた車庫「ソーラーカーポート」を約1000台分整備した。出力は3000キロワットで商業施設では国内最大規模となるという。
国内で太陽光の開発適地が減るなか、商業施設の屋根や駐車場の屋根を活用し企業の脱炭素を後押しする。
住友商事が6割、四国電力が4割出資するサントリニティー(東京・千代田)が開発した。イオンモール大和郡山のソーラーカーポートは17日に稼働した。同モールで使う年間の電力消費量の2割を太陽光でまかなえる。
イオンモールとサントリニティーは2024年1月に再生可能エネルギー調達に関する契約を交わしたと発表した。大和郡山のほかでも開発を進めており、25年に入ってからの導入量は7店舗合計、約1万キロワットとなる。
ソーラーカーポートの設置費用はサントリニティーが負担する。サントリニティーは20年間、イオンから売電収入を得る。イオンにとっては店舗の屋根に置く太陽光とくらべて割高になるが、再生エネ導入の拡大を優先する。
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