榎本酒類が販売を始める「パリ―二・リモンチェッロ」(21日、東京都港区)

酒類卸の榎本酒類(東京・大田)は21日、イタリアのレモンリキュール「パリ―二・リモンチェッロ」の独占輸入販売権を取得したと発表した。11月1日から主に首都圏の飲食店やホテル向けに販売する。販売目標は非開示。榎本酒類は売上高を伸ばすために2024年に海外事業部を設立した。今回はその一環で初めての直接輸入販売となる。

特徴として無農薬で酸味の少ない希少なイタリア南部アマルフィ産のレモンのみを原料とする。日本では20〜30代向けに食中酒として飲みやすいトニックウオーターで割った飲み方を提案する。店頭希望価格は3200円で、飲食店では1杯あたり600〜800円程度と見込む。

榎本真明専務は同日開いた記者会見で「日本では珍しくて新しい商品を探していた」としたうえで「日本の食事にも合い、ビールやウイスキーのように食中酒として喜んでもらえる」と話した。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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