店舗をリニューアルする「京橋ワイン」(21日、東京都江東区)

メルシャンは21日、ワイン直販店を刷新すると発表した。4月に営業権を取得した「市松屋」(東京・江東)を改装し、店舗の屋号を自社の電子商取引(EC)サイト名と同じ「京橋ワイン」とする。輸入ワインや国産ワインなどを約650種類扱い、30〜40代のワイン愛好家の需要を取り込む。

22日にリニューアルオープンする。メルシャン傘下でECや卸事業を手がけるワインキュレーション(東京・中野)が運営する。店頭ではそれぞれの料理や飲用シーンに合うワインを提案する。会員基盤を店舗とECサイトで共有することで、回遊性も高める。

メルシャンは4月に市松屋の営業権をワイナリーなど運営する「スイミージャパン」(東京・江東)から取得し、実店舗でのワイン直販を本格的に始めた。リニューアル前の2025年4〜9月期の売上高は前年同期比16%増だった。26年の売上高は25年比4割増を目指すほか、他の地域での実店舗展開も検討する。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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