武藤容治経済産業相は21日の閣議後記者会見で、ベセント米財務長官が液化天然ガス(LNG)を含むロシア産エネルギーの輸入停止を求めたことに関し、「(ロシア産LNGは)日本のエネルギー安全保障上、極めて重要な役割を果たしている」と指摘し、「電気料金の上昇にもつながり得ることを踏まえた対応が必要になる」と述べた。

武藤氏は「(ロシアの)ウクライナ侵略以降、日本はロシア産への依存を着実に低減している」と説明。一方、極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」からのLNGは日本の輸入量の約1割を占めていると重要性を強調した。

武藤容治経済産業相=8月21日、横浜市西区

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