
日産自動車は22日、車体上部に太陽光パネルをつけた電気自動車(EV)「サクラ」の新モデルを試作したと発表した。10月末から都内で開催する自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」で公開する。今後の販売などは未定で、モビリティショーでの反応を通じ需要を探る。
日産はスライド式の太陽光発電システム「Ao-Solar Extender(あおぞらエクステンダー)」を開発し、サクラに搭載した。駐車時に車体上部のパネルを前方に伸ばし、EV電池に自動で充電できる。日常使いでは通常の充電がほぼ不要になるという。
あおぞらエクステンダーは日産社内のアイデアコンテストから生まれたプロジェクトだ。公道での試験走行も始めた。サクラ以外のEVにも設置が可能で、災害時の電源としての利用も想定する。
日産はモビリティショーで同車のほか、16年ぶりに刷新する大型ミニバンの新型「エルグランド」を世界初公開する。25年度内にデザインを変更するEV「アリア」や国内向け仕様が発表された新型EV「リーフ」など計10台を出展する。
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