
コクヨ子会社でオフィス向け通販を手がけるカウネット(東京・港)は23日、予定していた販促セールを中止すると発表した。同業のアスクルがサイバー攻撃で業務を停止した影響でアクセスが集中している。顧客からの注文を優先するためとしている。
この日、同社のサイト上で発表した。中止するのは24日から予定していた「ポイント2倍デー」と「ポイント10倍デー」。「当面の間、中止する」としており、実施時期は未定。決定したらサイト上で発表する。
アスクルのサイバー攻撃は19日に発覚し、オフィス用品や医療向け用品の受注を停止した。この影響で、カウネットのほか、大塚商会の「たのめーる」やMonotaROの「モノタロウ」などオフィス用品通販大手にアクセスが集中していた。
カウネットの担当者は21日の時点で「今後さらに問い合わせが急増した場合、システム上の対策も講じる予定だ」とし、サーバー強化などで対応する方針を示していた。
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