片山さつき財務相は24日、報道各社のインタビューに応じ、物価高対策などが盛り込まれる2025年度補正予算案の財源について「足りなければ、国債増発になる。そういう状況になったら当然やむを得ない」と述べた。まずは税収の上振れや歳出の不用額などを充てるが、予算規模によっては国債発行も辞さない姿勢を示した。
財政健全化の指標となる国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を25年度から26年度に黒字化する目標に関し、片山氏は「PBにも留意しつつ、債務残高の伸びを抑制していきたい」と説明。「(健全化目標が)全くあさっての方向に飛んだわけではない」と述べた。
インタビューに答える片山さつき財務相=24日午前、東京都千代田区
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